WORKS

箱根リゾートホテル計画

箱根の自然を随所に感じる自然体験型ホテル

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箱根リゾートホテル計画

箱根の自然を随所に感じる自然体験型ホテル

神奈川県の箱根に80室の客室とレストラン、ラウンジ、大浴場、サウナを含む新築のリゾートホテルの計画。事業者プロポーザルで設計者に選定された。 箱根の外輪山に囲われた特徴的な敷地条件を可能な限り活かすことを、最小限の造成量で実現することが求められた。本敷地は国立公園の範囲内にあり、自然公園法、林野庁営林署許可、森林開発許可など多岐にわたる法令を読み解きながら計画を解く必要があった。また、全国規模でホテルを展開する事業主からはタイトな設計期間での設計を求められた。その状況を解決できる意匠提案に加え、豊かな自然に囲まれている敷地周辺とホテル施設内において、宿泊者がいかに時間を消費できるのか、空間的工夫が求められた。

箱根の自然や地形を縮図としたシークエンス

箱根の自然を様々な距離感で楽しめるよう、遠景に箱根の外輪山を眺められるスペースを、また近景に箱根の植生を感じることができるよう、随所に庭や水盤を設けた。

森林法の開発面積を抑えることで許認可にかかる時間を省き事業として成立するようにし、そのために残った手付かずの自然の魅力を体感できるようにすることで滞在時間を伸ばすきっかけとし、ホテルとしての商品価値を向上を目指した。

RCフレームと屋根のランドスケープ

タイトなスケジュールの中で可能な限り事業主と共に検討をしていく時間を確保するため、RCフレームの主体構造を計画し、そこに置屋根を載せ、ホテル滞在に必要なスペースを付け加えていくリノベーションのような方法で設計を進めた。

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