WORKS

豊後大野の住宅

豊かな自然にたたずむアノニマスな住宅

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豊後大野の住宅

豊かな自然にたたずむアノニマスな住宅

  • 竣工:

    2020年

  • 規模:

    木造 地上2階

  • 延床面積:

    89㎡

  • 用途:

    戸建住宅

  • 築年数:

    新築

  • 個人宅/新築

平屋で一部二階建てという建ち方は、雄大な敷地において自然の要素を最大限に享受することが可能であり、都会の喧騒とは無縁のセカンドハウスのような暮らしを想像することができた。傾斜地という条件下で合理的につくること、住みながら豊かな自然環境をいかに享受するか、また、その自然の中でこの住宅がどのように振舞うべきかを考えた。

豊かな自然が広がる大分県豊後大野市三重町で親子4人が住むための住宅。約500㎡の敷地は南下がりの緩やかな傾斜地であり、その先には山の稜線が望める豊かな場所であった。

 

傾斜地において基礎躯体を最低限に抑えつつ、居室面積を確保するために家型のヴォリュームから片持ち梁で持ち出した寝室部分は外観においては浮遊感を与え、遠景を望むための2階部分は逆側に持ち出すことで合理的な構造形式とした。家形に対して浮遊するL型のヴォリュームが取り合い、そこに階段室ヴォリュームが取り巻くことで、全体としてはアイコニックでありながらアノニマスなヴォリュームが建ち現れた。

設計当初からのクライアント要望である平屋のヴォリュームは東西方向にリニアに配置し、南側に大きく開口を開けることで、豊かな外部を取り込む明るく開放的なリビングとした。断面は家形として若い家族の家としてのふるまいを合理的な架構でつくりあげた

CREDIT
撮影:黒岩翼

 

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