WORKS
TruffleBAKERY BAKERY & RESTAURANT
WORKS
TruffleBAKERY BAKERY & RESTAURANT
竣工:
2023年3月
規模:
鉄骨造地上1階
延床面積:
582.36㎡
用途:
ベーカリー、レストラン
築年数:
新築
アメリカで生まれた「ボールパーク」。球場を中心とした複合型エンターテインメント施設には、休日多くの家族連れや市民が集う。北海道に誕生するボールパーク内に、北海道初出店となる『TruffleBALERY』の旗艦店として、ファクトリーを併設したベーカリーレストランを設計する新築プロジェクト。
ファクトリーならではのスケールアウトしたボリュームを、周囲の風景のスケールあせてそぎ落とし、エントランスにハイサイドライトから柔らかな光が入り込むシンプルな形状とした。建物は園路にそって球場に向き合う形でくの字を描き、池に面するように庭を設けた。エントランスの庇は、園路を歩く人をファクトリーへと引き込み、対岸から建物を眺めたときにはボールパークの景色の一部となるよう意識した設計とした。
また、ファクトリーには、ドイツのHeuft(ホイフト)社製の大型オーブンを、バックヤードではなく、あえてファクトリーの中心に設置。天井を高く設けた開放的な空間は、ファクトリーのどこにいてもパンの香りが楽しめるよう、ベーカリー、厨房、レストラン、グローサリーショップなどの各エリアは壁で区切らずにレイアウトし、ー体感のある空間とした。
ファクトリー空間での体験が際立つように、レストランのシェフズエリアやバーエリア、店舗什器や客席のソファーブース以外はあらわしで仕上げた一方で、手に触れるスケールの部分には、既存の店舗でもなじみのあるデザインコードを引用し、TruffleBAKERYのアイデンティティーをちりばめた。
ベーカリーエリアは、TruffleBAKERYの店舗でも使用しているこだわりのカウンターを設置。レストランエリアには、北海道産材のテーブルとカウンターは道内の職人による手づくり家具を配置、あたたかみのあるデザインとした。レストランエリアには、ソファーブース、テーブル席、カウンター席を用意。
球場側の窓は開放的な連窓を採用することで、景色が切り取られボールパークの眺めをどの窓からでも楽しむことができる。
夏場はテラス席も利用ができ、春にはサクラ、秋にはカエデが水辺を彩る。
ベーカリーエリアは、TruffleBAKERYの店舗でも使用しているこだわりのカウンターを設置。
池に沿って連なるホテル『VILLA BRAMARE(ヴィラ ブラマーレ)』(中央左)、ホテル右手に建つのが『TruffleBAKERY BAKERY & RESTAURANT』(中央右)
CREDIT
長谷川健太|TOP, 01-08