WORKS

(仮称)水上温泉街再生プロジェクト

廃墟の上棟

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(仮称)水上温泉街再生プロジェクト

廃墟の上棟

群⾺県みなかみ町に建つ旅館の再⽣計画である。かつての繁栄とともに、無作為に増殖し続けた建築。⽇本の地⽅温泉地には、そうした巨⼤な廃墟が今も点在する。⾼度経済成⻑と⼈間中⼼の価値観が⽀配していた時代、この温泉街でも、⾃然と町のあいだに擁壁のような建築が築かれた。もとは1 棟600 ㎡だった建築は、やがて7棟18,000 ㎡へと膨れ上がり、誰にも扱えぬ存在となり、廃墟化した。最⼤7層あった棟たちを、場所に応じて1層-5層まで減築し、70 年ぶりに⼭の⾵景や川⾳、SL の汽笛を町に取り戻す。連なり続けた構造の履歴を読み解き、切り離す場所と残す場所を⾒極めながら、壁のようだった建築を、環境と町をつなぐ装置へと読み替える。⾵景との関係性、光や⾵の取り込み⽅、訪れる⼈々、そして今の社会やまちの在り⽅を考察しながら再構築していく。町広場、⼤階段、ホテル、銭湯。廃墟に新たな温度を灯しながら、次の時代へのつなぎ⽅を模索している再⽣計画である。

 

解体によって光と風を通した

2025年 解体後A棟

2025年 解体後A棟

1986年頃 A棟写真

1995年頃 旧一葉亭全体写真

解体前 旧一葉亭全体写真

解体後 旧一葉亭全体写真

CREDIT
楠瀬友将 | TOP,01-03
東京大学都市デザイン研究室 | 04,05
オープンハウスグループ|07,08

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