第63回BCS賞受賞

東京大学は、当時100万冊の貯蔵スペースを4倍にする増築を計画していました。しかし、既存図書館の象徴的な【5層吹き抜けの大空間】は、増築となると空間を大きく損なう形での是正が求められました。また、空間を残して増築する場合は既存建物と増築部分を完全に切り離す必要がありました。その際、利用者は地上外部で出入りしなければならず、動線が大きく損なわれてしまうことが長年の課題となっていました。

本計画は、吹き抜けの大空間は残したまま、かつ、図書館と増築部分の間を外部に出ずに行き来することを実現させる設計とスキームを提示した再生計画となりました。

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